製造プロセス

PROCESS OF
PRODUCTION

サーモンの皮が、びんびレザーに蘇るまで

STEP 1

びんびレザーのもとは、回転ずし一番人気のサーモンの皮です。お刺身やスモークサーモンに鮭が加工されるときに、サーモンの皮は取り除かれます。その廃棄される皮を集めるところから、びんびレザーはスタートします。

STEP 2

廃棄されるサーモンの皮を、まずは、洗浄します。動物の皮をなめす機械と同じ機械を使って、サーモンの皮についた汚れや油を、10日間かけて丁寧に洗浄します。さかな特有の生臭さも、長い時間洗浄することで、きれいに消えます。

STEP 3

洗浄後のサーモンの皮は、真っ白で光沢のある革になります。

STEP 4

皮から革に変化した後は、染色です。洗浄と同じ機械を使って、植物由来の水溶性化合物であるタンニンと染色のための染料をまぜて、色付けを行います。色付け作業は、色素薬剤に約10日間漬け込むことで、発色豊かなレザーが出来上がります。びんびレザーは、真っ白の革から染色を始めますので、どんな色にでも、きれいに染まっていきます。

STEP 5

染色が終わると、一枚一枚丁寧に戸板にピンでとめ、乾燥していきます。乾燥が終わると、力いっぱい引っ張っても破れないびんびレザーの完成です。完成したびんびレザーは、東讃地区(香川県東かがわ市、さぬき市)の地場産業として有名な手袋やバッグなどの縫製工場で、美しい革製品に縫製されます。